介護の仕事に向いてない人の特徴を3つ挙げてみた

おはようございます。たにめにです。どうも。

介護福祉士として、10年以上の現場を経験してきた男が、介護業界を去るための情報をブログにまとめています。

現在は2児の父として、広告代理店でうだうだやってます。

今回の記事では、介護職に向いてない人の3つの特徴について、掘り下げていきます。

結論から言うと、以下の3つです。

  • 合理主義の人
  • 感情的な人
  • 基礎体力が無い人

一つ一つ説明していきますね。

合理主義の人は介護職に向いていない

合理主義の人は、そもそも介護職に向いてないです。

介護の現場は、非合理の連続だからです。

介護職あるあるでいうと

  • 「ご飯食べてないんだけど」
  • 「食べましたよ」
  • 「食べてないんだけど」
  • 「食べましたよ」

っていう、利用者との、とめどない掛け合いってのがあります。

ここに合理性なんて、微塵もありませんよね。

或いは、トイレでの介助が終わって、ベットに臥床した直後にナースコールが鳴るってのも、結構よくある話です。

「今行きましたけど」っていう、徒労感と虚無感。

合理主義の人ってのは、仕事の工数が増えることを、とにかく嫌います。

仮に、プログラマーの人が介護の現場に放り込まれたとしたら、耐えられないでしょうね。

Don’t Repeat Your Self(繰り返すな)

っていう思考が、ベースにある世界なので。

例えば、プログラムを記述していく上で、ソースコードに重複があると、コードベースは不必要に大きくなっていきます。

そうすると、バグが生じる危険性も高まってしまうのです。

つまり、無駄なコードはなくすべきっていう思想がある人たちが、プログラマーという人種です。

「生産性を高める」っていうのは、ビジネスにおいて、一つのあるべき姿として評価される特性です。

でも、介護の現場は、それとは真逆の態度が求められます。

それよりも、利用者の不安・不満を傾聴できる、精神的な寛容かんようみたいなものが、必要とされています。

このように、合理性や効率性に逆行していく仕事が、介護の現場だったりします。

感情がオモテに出やすい人は介護職に向いてない

学校とか、職場の人間関係と同じで、介護の現場にも、いろんな人間がいるんですよ。

  • 用もないのに、ナースコールを連打する人とか。
  • 困ってもないのに、口癖のように「たすけてー」って連呼する人とか。
  • 深夜にベットから「おーい!」って叫びながら這い出してくる人とか。
  • 「寒い寒い」って言いながら、氷水を飲まないと気が済まない人とか。
  • トイレのナースコールが頻回だけど、行ったら行ったで排泄のない人とか。
  • 昼間と夜中で人格が変わる人とか。
  • 足取りがめちゃくちゃ悪いのに歩き回る人とか。
  • 会話が一切成立しない重度の認知症の人とか。

「介護職が感情労働である」と言われる所以ゆえんは、ここにあります。

認知症が、つよめの人を相手にしたときに、相手とのコミュニケーションコストが高すぎるのです。

ここに耐えられない人は、介護職は向いてないです。

冷静と、淡々と、利用者の反応を観察しながらコミュニケーションをとっていく余裕がないと、うっかり語気を強めてしまったり、言い合いになってしまったりってこともあります。

介護職員だって、人間ですから、暴言を吐かれたり手を出されたりすれば、いろんな感情に苛まれるのは当然です。

その点、いちいち真に受けていると、確実に疲弊してしまうので、心のどこかで、スルースキルみたいなものを高めていく必要があると思います。

基礎体力が無い人は介護職に向いていない

感情労働だの、コミュニケーションコストが高いだのと言っても、介護職の労働として、ベースとなるのは肉体労働です。

そりゃあ、アスリートレベルの体力まではいかないにしても、そこそこの運動量でも耐えられる体力がないと、やっていかれません。

したがって、すこし動いただけで疲れてしまうような人は、介護職には向いてません。

常勤になると、早番・遅番・夜勤が入り乱れるので、シフトも不規則で、めちゃめちゃになりがちです。

自分に元気がないのに、他人の手伝いなんてできませんよね。

そうすると、変な話、多少メンヘラでも体力があるなら、務まる仕事かもしれない。

介護職って、トータルで見ていくと、相対的に女性の方が向いている仕事だと思います。

トイレとか、お風呂とかって、女性の利用者からすれば、当然同性に手伝ってもらいたいものですよね。

それに女性は、とにかく観察力が高い人が多い。

対応も、やっぱり細やかですよ。

ただ、肉体面においては、女性の方が不利な部分はあります。

構造的に、男の方が筋肉量は多いですからね。

そこは、役割分担すればいいと思います。

介護職に向いてない特徴とストレスの関係

ここまで、向いてない人の特徴を挙げてみました。

もちろん、「これらを克服してでも介護やってみたい」という熱意さえあれば、介護業務に携わっていくことは難しくありません。

ただ、介護業界に向いてない特徴を持っているっていう自覚があるのであれば、介護現場に携わるなかで、あとあとストレスに繋がってくることも考えられます。

それに、自分が、介護業界に向いてない特徴を持っていたとしても、別業界ではそれが適性となる場所なんて、いくらでもあると思います。

上記の、介護業界に向いてない特徴が、絶対って訳でもないですからね。

一つの参考として、捉えていただければと思います。

以上。【介護職に向いてない人の特徴3選!】でした。

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