【意外と気楽?】介護職の未来は低空ながらも安定してる理由

おはようございます。こむぎです。

介護福祉士として訪問入浴・有料・特養を経験。

現在は2児の父として、せかせか生きてます。

介護職って「大変だー」「大変だー」と言われる仕事の典型ですよね。

でも、実際、介護職って、気楽なところの方が多いんですよ。

これは、どういうことか。

介護職って、定量的な評価を求められる仕事ではないんですよね。

(マネジメントをする立場になれば、話は変わってきますが)

つまり、営業のようにノルマがあって、上司に詰められて、数字を求められるっていう仕事ではないってことです。

そういう面では、気楽なもんです。

そのかわり、ビジネスセンスは一切、みがかれませんけどね。

例えば、アメリカ的な働き方と、日本的な働き方の違い、みたいなものを理解していくと、介護職の大変なところと、気楽なところの違いが、見えてきます。

アメリカ的な働き方ってなにかっていうと、ジョブ型の雇用のことです。

かたや、日本的な働き方ってのは、なにかっていうと、メンバーシップ型の雇用のことです。

ジョブ方雇用とメンバーシップ型の雇用の違い

ジョブ型の雇用と、メンバーシップ型の雇用について、軽く触れていきます。

メンバーシップ型の雇用ってのは、長期での雇用を前提としています。

新卒採用とか、ジョブローテーションっていう発想は、メンバーシップ型の典型です。

「会社が、1から人材を育てていく」っていう考え方に基づいて、採用をしていく。

一方で、ジョブ型ってのは、長期雇用っていう発想がありません。

「スキルのある人だけを採用します」っていう合理的なスタイル。

仕事の範囲が、あらかじめ決まっていて、枠から外の業務には手を出すことはありません。

「やることやって終了」なので、かなりドライな関係性ではありますよね。

ジョブ型の雇用は、プロジェクトごとに、会社を渡り歩いていく働き方が普通なので「即戦力しか、いらないよ」っていう構造になってます。

そうなると、転職していない人の方が、不自然ってことになってきます。

経営者の観点から見れば、おろおろしてるだけの未経験の人材なんて、タダでもいらない。邪魔。っていうイメージになってきます。

まさに、湯婆婆が千尋に言ったセリフのようですね。

出典:スタジオジブリ/千と千尋の神隠し

なんであたしがおまえを雇わなきゃならないんだい!?

見るからにグズで!甘ったれで!泣き虫で!頭の悪い小娘に、仕事なんかあるもんかね!

お断りだね。

これ以上穀潰しを増やして、どうしようっていうんだい!

それとも…一番つらぁぁぁい、きつぅぅぅい仕事を、死ぬまでやらせてやろうかぁぁあああ?!!

千と千尋の神隠し 湯婆婆

介護業界にもジョブ型の雇用形態は浸透していくのか?

どちらかというと、グローバルスタンダードはジョブ型です。

で、コロナ過によって、このジョブ型の潮流は、日本でも加速しはじめています。

そうなっていくと、これからの大学生はキツイですよね。

競争優位性のある、スキルを持っている人だけが選ばれるので。

バイトと、サークルと、飲み会に明け暮れるだけの学生は、沈んでいくっていう。

シビアな世界観です。

じゃあ介護業界にも、その波は波及していくのか?

ってところなんですけど、介護の現場って、業務内容自体ぎょうむないようじたいが総合職的なところがあります。

「決められた範囲以外のことはやりません」っていうスタイルがハマる業界なのか?

っていうのは、疑問が残ります。

介護業界は、実力主義とは縁遠えんどおいところにあります。

ゆえに、共産主義的きょうさんしゅぎてきな側面がつよいです。

以下の記事でも触れましたが、合理性とは対極にある選択を取る傾向が強いんです。

そのため、誰かと競争をして何かを勝ち取るみたいな世界観ではないんですよね。

例えば、インセンティブは特にないので、頑張っても頑張らなくても、給料は上下しません。

加えて、フルコミッションでもないので、極端な話、いるだけでも給料はもらえます。

これはつまり、どういうことかっていと、主体性があっても、なくても、介護業界にい続けることは容易だということです。

その点は、気楽な部分ですね。

数字を追うのが嫌いな人は、向いているかも。

ただ、状況に甘んじて、ぬくぬくと、あぐらをかいていると、足元救あしもとすくわれるとも思います。

介護職の外側(他業種)では、熾烈しれつなシェア争いが行われているからです。

ロボティクスは介護の人材不足を救うのか?

昨今さっこん、ロボティクスがどうのこうのって言われているけど、実際の現場で使えるかっていうと、今の技術では導入できるような段階にはないです。

コスト面でも、導入までの単価が高すぎて難しいってのが、現状ではないでしょうか。

当面は、人間の労働力に頼るしかない仕事だと思います。

工場とか、タクシーの運転といった仕事は、今後、IoTに代替可能だと言い切れます。

でも介護は、まだ無理でしょう。

せいぜい、現場の負担の軽減とか、業務改善が図られる程度だと思います。

例えば、眠りスキャンっていう技術があります。

常時、臥床してる状態でバイタルを観測して、巡視の軽減ができる。みたいなイメージ。

この先も、良くも悪くも、未経験歓迎の採用は続くだろうし、慢性的な人手不足は解消しないと思います。

2025年には、38万人の人材が足らなくなるって言われてるような状況なので。

スキルなしでも求人があるっていう面では、あえて悪くいうと、介護職は、わりと呑気のんきな気質の人がおおい業界だと、ぼくは捉えています。

よく言えば、おおらか。

そういった面では、介護業界にAIと、ロボティクスが普及してきたタイミングが最後ですね。

代替可能な労働力が介護業界に流れてきたら、ボーッとしてるだけの人間なんて、いらないですもんね。

人間の補佐に、とどまればいいですけど。

実質、いろんな境遇の人にとって、受け皿となってる雇用が、完全に消えます。

失業者の数は爆発的に広がるはず

まぁ当分は、そんな未来は、来ないと思いますけどね。

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