あのウィルスのせいで、好きだったラーメン屋が潰れてしまいました。(渋谷と池袋)
くやしいです。
「突然のウィルス来襲」というパンデミック。
それに伴って、軒並み、閉店に追い込まれていく飲食業界。
世間の状況をみていると、介護業界って、そこまで不況の影響を受けない業界だなーと、改めて思うようになりました。
業界によっては露骨に減少している求人の数
コロナ過の影響で、人材業界(転職エージェント)は、企業からの求人停止連絡が、約20%ほど増えているそうです。
それほど、転職活動は、コロナ前に比べて、むずかしくなっていうこと。
特に、未経験・ポテンシャル採用の枠は、露骨に減っています。
企業にとって、最大のコストは人件費ですからね。
業界的には
- 飲食業
- 観光業
- 宿泊業
- 製造業
このあたりは、コロナの影響をモロに受けるので、もはや事業として成り立ってはいないような状態。
ただ逆に、採用の面で、コロナの影響をまったく受けていない業界も、なかにはありました。
それが、情報通信業界と、医療福祉業界です。
コロナの影響を追い風にしている情報通信業界
情報通信業界は、もう自明ですね。
今回、Zoom(ズーム)を筆頭に、情報技術によって、オンライン化の波が加速しました。
Zoom(ズーム)ってのは、オンラインでの会議を実現する、サービスのことです。
要するに、リモートワークができる情報通信業は、コロナのようなパンデミックとの相性が、抜群にいい。
ぼくも、引っ越しに伴って、9月くらいから、転職活動をしていましたけど。
その際の面接形態も、WEBにシフトしている企業の比重が、おおきかったですね。
逆に、WEBでの面接環境が整っていないところは、採用活動が進みにくいんじゃないでしょうか。
世界中で、ロックダウン(都市封鎖)の決行がチラついていて、実際に踏み切っている都市も増えているような状況ですからね。
日本でも、緊急事態宣言ってのが、2020年の4月16日から各都道府県に発令されました。
「不要不急の外出は自粛してくれ」っていう状況下です。
引きこもりを余儀なくされた人々が、恩恵を受けたのが、情報通信業界の技術ってわけです。
このような情勢的な背景が、いわゆる、デジタルトランスフォーメーション(DX)の波を、推し進めました。
デジタルトランスフォーメーション(DX)っていうのは「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念のこと
これは要するに、「ITを使って、これまでの常識そのものを変えていこう!」っていう流れです。
「日本は10年遅れている」と言われていたけれど、コロナの影響で、デジタル化が強制的に加速した感じ。
リモートワークは、その典型ですね。
医療福祉業界の求人がコロナでも無風な理由
「じゃあ医療福祉は?」ってところなんですけど。
今回のパンデミックの影響を受けなかった理由としては、2つの側面があると思います。
- 慢性的な人材不足
- 給料の主軸が公的な財源
介護士の給料の実態をみていくと、なんとなく、不況に強い要因が見えてきます。
そもそも、介護業界の雇用市場って、不景気と反比例する傾向があるんですよ。
例えば、2008年のリーマンショック。
他業種から23.3万人もの離職者が、介護業界に流入してきました。
未経験者の応募が、殺到したんですよね。
ただ、おもしろいことに、その後の1年間で21.8万人の離職者が出ています。
要するに、なにも変わってないということです。
しいて言えば、微増です。
まぁ、プライドだけが高くて、やる気も、体力も無いおっさんが「未経験です」って言って流れてきても、指導する立場が疲弊してしまいますよね。
それに加えて、嫌々流入してきた人材が、介護職への適性があるかどうかってのも、怪しいところ。
そして、介護職員の給料の主な財源って、国のお金なんですよね。
いわゆる、介護保険料ってヤツです。
で、この介護保険制度ってのを分解すると
- 保険料50%
- 税金50%
そのうち、利用者の負担は1割〜2割の費用となります。
つまり、施設の収入の2割以上は、公的な財源ってことです。
そう考えると、実は介護職って、公務員的な仕事だと言っても過言ではないんですよね。
介護業界が、低空ながらも妙な安定感があるっていう状態にあるのは、この辺に要因があります。
介護業界は未資格・未経験だと採用されないのか?
意外と、他業種から介護業系に転職を考える際、「未資格・未経験でも採用されるのか?」
と不安を抱く人もいるようです。
結論から言うと、普通に人生経験を積んできた人なら、普通に採用されます。
なんてったって、2025年には38万人の人材不足が懸念されている業界です。
現場で働いてる人間として、実体験で言えば、完全未経験の子持ちのおばさんとかが、全然、正社員で入ってきます。
以下の記事でも述べましたが、コスト面でも、技術面でも、ロボティクスのようなものは、人間の労働力に代替できる段階にないです。
まだまだマンパワーを必要とする業界ですので、意欲さえあれば、なんとでもなります。
なんだかんだで介護業界は不測の事態に強い
介護業界への転職活動を検討するのであれば、【かいご畑】っていう就職支援センターが【キャリアアップ応援制度】ってものを売りにしています。
仮に、かいご畑に掲載されている派遣求人で就業が決定した場合、その後の介護の資格講座の受講料がタダになるっていう支援制度です。
介護士として働く上で、最低限必要となってくる資格が【介護職員初任者研修】です。
通常だと、7〜10万円近い費用がかかってしまいますが。
そこにかかるスクール費用の負担を、無料でバックアップしてくれます。
その点、「かいご畑」は未経験者にとって、サポートが手厚いエージェントだと言えます。
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