訪問入浴はオペレーター・ヘルパー・ナースの3人1組で行動する仕事

訪問入浴は3人1組で行動する仕事 介護職の仕事内容

訪問入浴という仕事で、オペレーターを7年やっていた男、こむぎと申します。

22歳の新卒から、まったくの未経験から、はじめました。

それまで、介護の勉強すら、したこともなかったのです。

僕も当時は「訪問入浴って何するんだろう?」なんて思いながら、応募条件が運転免許のみという仕事だったので、はじめてみたのでした。

なんせ、運転免許すら取り立ての初心者マーク野郎だったので、同乗者には迷惑かけましたよ。ほんとに。

しかも、方向音痴でしたからね。

「地図が読めない…」みたいな。

そんな人間でも、それなりに働けるようになりました。

現場の中で、アドバイスをくれた先輩達のおかげです。

今回は、訪問入浴における、それぞれのセクションごとの役割について、解説していきます。

訪問入浴は三位一体になれば面白い仕事になる

訪問入浴は基本的に

  • オペレーター
  • ヘルパー
  • ナース

の3人1組で行動します。スリーマンセルです。

漫画のナルトみたいな感じ。

軽く役割を紹介すると、以下のようなイメージになります。

訪問入浴オペレーターの役割

訪問入浴オペレーターの役割

オペレーターは、運転がメインの仕事です。

たまに女性のオペレーターもいるって話ですが、基本的には男性が担当します。

運転するってことは、目的地があるってことです。

じゃあ、どうやって目的にまで向かうのか?

方法は、かなりアナログです。

地図帳のコピー用紙に、目的地となる目印を書き込む。

目的地までのルートに蛍光マーカーを書き込む。

それを、片手に運転。

カーナビ使えばいいじゃん」とか思いますよね。

そこはね、意外と、人間の経験値には及ばないものなんですな。

現在地から目的地までの、状況に合わせた最適解をはじき出せるのは、カーナビではなく、人間のトライアンドエラーから導き出された、判断力なのです。

この時間帯は、この道が混むから、こっちの道を使う。とか、あるんですよ。

現代のカーナビ技術では、目的地にたどり着くことはできても、最短の時間で移動することは不可能です。

この辺の、道への知見は、オペレーターとしては重要なスキルになってきますね。

道の選択次第では、お宅への到着時間は大幅に変動します。

30分以上早く到着もできるし、30分以上遅れて到着してしまうことにも、なり得ます。

道次第です。

オペレーターは、お宅に着いてから外での作業が多くなります。(僕が働いていたところでは)

入浴で使う浴槽を、お宅に搬入搬出したり、機材を管理したり、給湯ホースをはわせたり、巻いてみたり、利用者のベットから浴槽までのトランスを半介助したり、全介助したり。

とりわけ、3人の中では【道】のスペシャリストである必要があります。

その点、オペレーターって、あんまり【介護】って感じではないです。

どちらかというと、佐川男子的なポジションです。

訪問入浴ヘルパーの役割

訪問入浴ヘルパーの役割

訪問入浴におけるヘルパーは、目的地のお宅に着いてからがメインの仕事になってきます。

家の中では3人の起点になって、オペレーターと、ナースと、連携を取って、準備・片付けをしていきます。

当然ですが、お宅によって、様々な環境があります。

状況を考慮しつつ対応していく仕事なので、ヘルパーは特に、家の環境を把握している必要があります。

たまーに、スタッフの欠勤等で、ヘルパーの人員が足りない時は、オペレーター(男)がヘルパー役を担ったりすることもありますが、基本的には女性が担当してますね。

っていうのも、当然ながら、男子禁制の利用者宅もあるからです。

そりゃそうですよね。

理想はきっと、全員が女性だといいんでしょうけどね。

でもそこは、訪問入浴ですから。

介護業界の中では、ズバ抜けて運動量の多い業種です。

時には、ガタイのいい、ヘビーな利用者の移乗だったりっていう状況もあります。

搬送経路が狭い等の理由で、80kg以上ある人を、浴槽の位置まで抱き上げるっていう状況もあります。

男手1人に女手2人ってのが、もっともバランスのいい組み合わせなのでしょう。

ちなみに、僕が働いていたところでは、男性の利用者は男性が洗体、女性の利用者は女性が先体ってのが基本でしたね。

それと、自社のナースなら、そのまま利用者の対応は任せられますが、僕が勤めていたところは、派遣ナースの同乗っていうパターンが大半でした。

お宅への訪問が初めてっていうパターンも多いので、ヘルパーは、そのサポートをする役割もあります。

その点、物品の位置とか、家族対応とか、家の状況を把握していないと現場が回りません。

つまり、3人の中では【家】のスペシャリストである必要があります。

訪問入浴ナースの役割

訪問入浴ナースの役割

とにもかくにも、バイタル測定。

お宅に着いてから、利用者が入浴可能な状態かどうかの判断をする役割を担っています。

あとは着脱とか、入浴後の処置とか。

個別に利用者の記録もありますが、移動中の車内で書いてしまう人もいれば、酔うから帰ってからって人も居ます。

訪問入浴の利用者は、基本的に要介護度が高めの方が多いです。

重度の方だと、人工呼吸器や、CVポートを留置している利用者もいらっしゃるので、そこはプレッシャーもあるとは思います。

とは言え、訪問入浴のナースの精神的な労力は、外来のナースの比じゃないって話ですからね。

病院だと、ナースは泣きそうになりながら、極限まで追い詰められているのが現状です。

それゆえ、息抜きに、訪問入浴の派遣で来てくれている人もいました。

基本的には、入浴前と、入浴後の利用者対応がメインの仕事になってきます。

3人の中では、【利用者(人)】のスペシャリストってところでしょうか。

訪問入浴は常に1人じゃないから心強い

3人って、ほんとちょうどいい人数なんですよね。

移動中の車内の会話も、3人だとバランスがいいし。

仮に何かトラブルがあっても、1人じゃないってのは心強いですからね。

特に、フレッシュマンの頃って、ベテランの職員でメンツを固めてもらえるので、勉強になります。

僕は、田舎から東京に出てきて、まったく知らない道を1から覚えてきました。

なので、最初の頃は、道を間違えまくってましたよ。

でも、同乗していたヘルパーなり、ナースなりが、道を教えてくれたので、なんとかたどり着くことができました。これぞチームプレイ。

目的に着かないことには仕事になりませんからね。

道を間違えて、焦っている時に、ベテランのヘルパーが「大丈夫!道は続いてる!」とか言ってもらえたのは、心強かったです。

そういう助けてもらったことって、今でも記憶に残っていますね。

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