介護士が転職しない1番の理由は「めんどくさい」から

おはようございます。たにめにです。どうも。

介護福祉士として、10年以上の現場を経験してきた男が、介護業界を去るための情報をブログにまとめています。

現在は2児の父として、広告代理店でうだうだやってます。

「転職…めんどくさい」

誰しもが、多少なりとも思うことです。

なにが、めんどくさいのか?

  • 次の職場を探すのが億劫だ。
  • 履歴書を書くのが億劫だ。
  • 面接が億劫だ。

色々あるかと思います。

その色々が重たくて、結局、現状維持を選ぶ人も一定数います。

あなたの職場にいる、勤続年数が長めの人に、さりげなく聞いてみてください。

「転職しないんですか?」と。

だいたい

「めんどくさい」という単語が返ってきます。

じゃあ、なにが、その人を思いとどまらせているのか?

それは、漠然とした不安です。

この記事では、転職をしようと思ってるけど「めんどくさいなぁ」と思っている人に向けた話をしていきます。

やめるやめる詐欺を繰り返す39歳介護士(男性)

以前、転職先の特養に、こんな人がいました。

新卒で入社してから、勤続年数18年の男性です。

要するに、転職経験が0の人です。

本人的には「この法人はクソだ」と、くだを巻きながらも、転職をするわけでもない。

「2月に辞める」「9月に辞める」と、具体的な時期をほのめかして、それっぽいポーズをとりながら、直前になって手のひらを返す。

この男性は「やめるやめる詐欺」の常習犯だったんですね。

ぼくが入職した当初から、定期的に「辞める」「辞めない」を繰り返していました。

おそらく、昔からずっと、同じようなことを周囲に話していたんだと思います。

こういう人物像って、もしかしたら「あるある」なのかもしれませんね。

最初は、腰を入れて話を聞いていたのですが、さすがに3回目くらいで、もうその人の話はスルーするようにしました。

いや、メンヘラかよと。

辞めるんなら、早く辞めればいいし、辞めないんだったら、その謎の発言やめればいいのに。

オオカミ少年しかり、自分の信用を削ってる自覚はないのだろうか?と。

「もう、この人の言うことは信用できないな」って思いますよね。

言ってることと、やってることが違うんだから。

以来、何を言われても「へーそうなんだ」と話半分で聞き流すようになりました。

で、最終的に、ぼくの方が先にその職場を辞めてしまった。というのがオチです。

人間の脳は【変化】を嫌うようにプログラムされてる

何が言いたいかっていうと。

その男性は、なんだかんだ、恵まれた環境にいるんだと思います。

不満はあっても、通い慣れた職場だからこその、快適な部分もある。

現状を「より良くしよう」というよりは

これ以上悪くなりたくない」という保守的な感情が、余計な変化を起こさないように、現状維持を選ぶ。

好奇心や危機感よりも、恐怖心が上回ってしまう。

でもそれが人間です。

人には、コンフォートゾーンと称される、居心地の良い領域があります。

そこから出るのには、誰だって抵抗がある。

変化の裏側には「変わりたいけど、変わりたくない」っていう矛盾した感情が交錯します。

その真ん中に立つことは、めんどくさいんです。

「明日やります」って、先延ばしにしちゃって、何もやらないんです。

「来年こそは転職しよう」を60回繰り返すと人生は終わる

それでも「変化」を取る人は「安全」を取る人と、何が違うのか?

それは、問題意識の違いです。

2019年の5月には、トヨタの社長が

「なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」

と発言しています。

2021年1月から、電通は一部の正社員(約230人)を業務委託契約に切り替えました。

そもそも40代以下の世代にとって、終身雇用なんてのはファンタジーです。

というか、こんな話はきっと、どこかで、ウンザリするほど見聞しているはずです。

「聞き飽きましたよ」と。

なんだか慣れ飽きちゃって、もはや他人事のような気がしている人も多いでしょう。

さて、危機感を持たない人っていうのは

日本という国で、現在進行形で起こっている状況への認識が、薄いのかもしれません。

例えばそれは、以下のようなものです。

  • 2022年にドル円が1ドル150円台にまでつけてしまったこと
  • デフレ続きだった日本が4%のインフレに乗っかったこと
  • 右肩下がりに減り続ける出生率
  • 上がり続ける物価と増え続ける税金老人
  • それでも変わらない給料(スタグフレーション)

そういえば、スーパーで買い物してたら、じいさんがぼやいてましたよ。

「ぜんぶ高いな…」

「でも食わないわけにはいかないもんな…」と。

このように、多くの人は、円安による影響(値上げラッシュ)を、肌で感じているはずなんです。

文字通り、日本はどんどん安くなっている。

何もしてないのに、お金の価値は、勝手に少しずつ目減りしている。

ただ、日本人はデフレに慣れているので、待ってたら、また元の価格帯に戻るという見立ての人が多いのかもしれません。

2025年にかけて、世界はとんでもないスピードで変化していきます。

自分のいる場所が「何も変わらない」なんてことの方が、不自然です。

介護士の「めんどくさい」は転職エージェントと半分ずつ分けてみる

はいはい、わかっていますよと。

どこかのタイミングで「めんどくさい」ことに、正面から対峙しなければならないことくらい。

わかってますよ。

さもなくば、累積した「めんどくさい」に複利が効いて、雪だるま式に巨大化するであろうことも。

そして手遅れになった「めんどくさい」のカタマリに、押し潰される未来が待ってることも。

あーーーーーーーーー「めんどくさい

……そこで提案が1つ。

その「めんどくさい」ことのモロモロを、誰かに半分手伝ってもらうってのは、どうでしょう?

誰かってのは誰か。

転職エージェントです。

転職エージェントを使うことで次のようなメリットがあります。

転職エージェントを使うことで半分になる作業

  • 自分の想定してない角度からの求人を探してきてくれる
  • 交渉力の高いエージェントだと自社で扱ってない求人のアポイントメントを取ってくれる
  • 直接聞きにくい疑問(給料の内訳・休日や有給に関する内容)を間接的に聞いてくれる
  • 入社日の調整をしてくれる

日本だと、転職回数が多いことは、ネガティブな印象を待たれることが多いです。

しかし、アメリカでの常識は逆です。

18歳から46歳までの期間に、平均11回の転職をしていると言われています。

「転職をしたことがない」なんて有様は、時代にそぐわないと言っても過言ではない。

そもそも、なんのために転職をするのか?

もう一度、立ち返ってみてください。

ほとんどの人が、今よりも「より良い未来に近づくため」という結論に行き着くはずです。

逆に、そうでないなら、転職なんて、するべきでない。

消極的、消去法的に自分の仕事を選ぶとどうなるのか?

このブログで、さんざん語っています。

自分の仕事が、嫌いになるだけです。

ぼく自身が、介護福祉士という仕事に、わざわざ嫌悪感を持つまでに至ってしまいました。

転職をすることは、自分ができることを高めたり、増やしていくための、1つの手段です。

それこそが、家族を護る力に直結します。

アメリカでは有料が当たり前の転職エージェントのサービスですが、日本では無料で利用できるところが大半です。

キャリアアドバイザーとの相性次第では、転職活動がスムーズに事が運ぶので、めんどくさがりの人ほど利用した方がいい。

ぼくは、転職エージェントを使って、年収が100万円上がりました。

詳細については以下の記事にまとめています。

ぜひ、読んでみてください。

参照記事:きらケア介護って実際どう?転職エージェント使ったら年収100万円上がった体験談

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